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可燃性ガス・毒性ガスの危険性について

可燃性ガスと毒性ガス

可燃性ガス

可燃性ガスは一部を除いて、単独では燃焼爆発の危険はなく空気などの支燃性ガスと一定の割合で、混合されるといった条件が満たされた時に燃焼爆発します。

おすすめ可燃性ガス検知器

可燃性ガス検知器 XP-702Ⅲ-A (新コスモス電機)

都市ガス(13A) LPG
可燃性ガス検知器 XP-702Ⅲ-Aは、都市ガス、LPG等の2種類可燃性ガスを切り替えて測定出来ます。10ppmから検知可能!
保護等級IP22(JIS C 0920)相当の検知器です。

毒性ガス

毒性ガスは人間が吸引したり触れると害があり、許容濃度が200ppm以下のガス。
代表的な毒ガスは、一酸化炭素 硫化水素 アンモニアなどがあります。

おすすめ毒性ガス検知器

装着型一酸化炭素計 XC-2200(新コスモス電機)

一酸化炭素計
作業者をまもるポケットサイズの一酸化炭素計です。土木作業現場、トンネル等工事現場、塗装作業現場等で、作業員が身につけて作業環境の安全確認と作業員の安全確保に。

毒性ガスモニター(二酸化硫黄) SC-01(SO2)(理研計器)

二酸化硫黄
可燃性ガス検知器 リモートケーブルにより遠隔測定可能!作業者の安全確保に・・・有害物質取扱者の安全確保に・・・

可燃性ガスの爆発濃度

燃焼(爆破)する濃度の範囲は、ガスの種類によってさまざまで、 爆発下限界(LEL)と爆発上限界(UEL)の範囲でガスは燃焼します。可燃性ガスの爆発危険濃度管理は、特に爆発下限界(LEL)が重要です。

vol%:ボリューム%
ガス濃度(体積比)そのもです。
UEL(爆発上限界):Upper Explosive Limit
可燃性ガスが空気と混合して着火によって爆発をおこす最高濃度。
LEL(爆発下限界):Lower Explosive Limit
可燃性ガスが空気と混合して、着火によって爆発を起こす最低濃度。

代表的な爆発性ガス

ガス名 分子式 燃焼(爆発)範囲(vol%) 爆発等級 発火度 ガス比重
水素 H2 4.0~75.6 3 G1 0.07
メタン CH4 5.0~15.0 1 G1 0.55
イソブタン C4H10 1.8~8.4 1 G2 2.01
エチレン C2H4 2.7~34 2 G2 0.97
トルエン C6H5CH3 1.2~7.0 1 G1 3.18
メタノール CH3OH 5.5~44 1 G1 1.1
エタノール C2H5OH 3.5~19 1 G2 1.59

毒ガスの危険性

毒ガスとは日本産業衛生学会が定めた許容濃度が200ppm以下のガスです。

CO中毒について

CO中毒とは、不完全燃焼などにより発生したCOを含んだ空気を呼吸した場合に起こる中毒です。COはヘモグロビンとの結合力が強いため、少量を吸入しても血液中の酸素運搬機能が著しく損なわれ、酸素欠乏を起こすものと言われています。その症状は濃度と吸入時間に大きく左右され、下記のような症状を示します。

CO含有率(ppm) 人体の状況
100 数時間の呼吸後でも、目立った作用はない。
200 1.5時間後に軽度の頭痛を起こす。
400~500 1時間後に頭痛、吐き気、耳鳴り。
600~1,000 1~1.5時間後に意識を失う。
1,500~2,000 0.5~1時間にて頭痛、吐き気激しく意識を失う。
4,000以上 短時間でも吸引すれば生命危険。

オゾンの毒性

オゾンは強い酸化力を持ち、反応性が高く、濃度によっては人体に悪影響を与えます。また、水分に吸収されにくく、呼吸器系に取り込まれた場合に肺の深い部まで到達するため、呼吸器傷害(肺水腫など)を引き起こすことが報告されています。オゾンは強い酸化力を持ち、反応性が高く、濃度によっては人体に悪影響を与えます。また、水分に吸収されにくく、呼吸器系に取り込まれた場合に肺の深い部まで到達するため、呼吸器傷害(肺水腫など)を引き起こすことが報告されています。

オゾン(ppm) 自覚症状
0.01~0.02 多少の臭気を覚える(やがて馴れる)。
0.1 明らかに臭気があり、鼻やのどに刺激を感じる。
0.2~0.5 3~6時間曝露で視覚を低下する。
0.5 明らかに上部気道に刺激を感ずる。
1~2 2時間曝露で頭痛、胸部痛、上部気道の渇きとせきが起こり、曝露を繰り返せば慢性中毒にかかる。
5~10 脈拍増加、体痛、麻酔状態が現れ、曝露が続けば肺水腫を招く。
15~20 小動物は2時間以内に死亡する。
50 人間は1時間で生命が危険な状態になる。

酸素濃度と症状

酸素は空気中に、約21%含まれており、その酸素を吸って人は生命を維持しています。ところが喚起不良なところ、酸素を消費したり、酸素をうすめたり、追い出したりする物質があれば酸欠が起こります。

段階 酸素濃度(%) 症状
0 18 安全の限界。
1 16~12 頭痛、はきけ、呼吸脈拍増。
2 14~9 めまい、吐き気、筋力低下。
3 10~6 顔面蒼白、意識不明。
4 6以下 失神、けいれん、死亡。

酸欠の起こる場所

換気が不良か、まったく行われない場所。
そしてそこに次のような物質が存在したり、現象がおこったとき。
酸素を吸収する酸化されやすい物質。
酸素を消費する微生物(かびや細菌)とその発育増殖を助ける有機物と水分。
酸素をうすめ追い出すガスが発生したり、流入したり、漏れたりする。
可燃性ガスの追い出しに積極的にその場を窒素、その他の不活性ガスで置換する。
※このようなことから、地下作業現場、マンホール、ピット内、タンク内、船舶、地下室、密室などの労働環境においては、酸欠の危険性が高いため、適切な換気を行い、かつ酸素濃度計で作業現場の酸素濃度を正確にする必要があります。

硫化水素の危険性

硫化水素は下水処理場、土木工事の地下作業所などで発生する恐れがあります。人体への影響は、目、鼻、のどの粘膜を刺激します。高濃度では甘い臭いに近くなり、次いで嗅覚が麻痺します。警告性がなくなるので注意を必要とします。

硫化水素(ppm) 作用
0.03 臭いの感知の下限度。
5 不快臭となる。
50~100 気道刺激、結膜炎。
100~200 嗅覚麻痺。
200~300 1時間で亜急性中毒。
600 1時間で致命的中毒。
1,000~2,000 即死。
ガス検知器
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