光度とは？光束とは？単位についてもわかりやすく解説！
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光度とは何か、光束とは何かと聞かれた際に、それぞれの単位や言葉の意味を詳細に答えられるという方は少ないのではないでしょうか？この記事では、光度や光束、そしてその単位などについてわかりやすく説明していきます。
光度と光束は、どちらも光の明るさを表す際に使われるものの、混同しやすく間違って覚えている方も多くいらっしゃる言葉です。この記事を通じて光度や光束についての理解を深めていただけるほか、この解説がひとまとめになった資料もご用意していますので、ぜひ最後までお読みください。
光度とは？光束とは？わかりやすく解説！
光度とは？光束とは？という疑問について、ここからわかりやすく具体的に解説していきます。光度や光束を理解するため、まずはそれぞれの言葉の意味や特徴、違いなどを正しく理解しておく必要があります。次の段落では、光度とは？という疑問について詳しくお伝えしていきます。
光度とは？
光度とは、光源から特定の方向へと放射された光の強さを表す単位です。
光度の単位にはラテン語で「獣脂蝋燭(じゅうしろうそく)」を意味するカンデラ(cd)が使用されており、車のヘッドライトや投光器などの特定方向への光の強さを表す際に用いられます。
また、光度は空間内の光を表す配光の評価にも用いられ、動画や写真を撮影する際にもなくてはならない存在です。
例えば映画などで長時間の撮影を行う場合、同じシーンを何度も撮影していると時間の経過で徐々に光の入り方が変化します。その際に役立つのが光度です。光度を測定をすることで明るさを調節し、一定の明るさを保つことで映像の連続性を維持することが可能です。このように光度はさまざまな日常のシーンでに深くかかわっていることがわかります。
次に、光束についての解説や、用いられている単位などを詳しくご紹介します。
光束とは？
光束とは、光源全体の明るさを示すものです。光源からはいくつもの光の線が出ているのですが、これらが集まったものを光束と呼びます。
光束の単位記号にはラテン語で「昼光」を意味するlm(ルーメン)が使用されており、市場に出回っているLED電球・照明などの照明器具の明るさを表す単位はルーメンで統一されています。光束は光源そのものの評価や、照明器具の点灯回路の安定性、懐中電灯などの電池消耗による光束の変動性を評価する際に用いられます。
光束はあくまでも光源自体の評価ですので、数値が高いほど明るいものの、使う部屋の広さによって必要な量が異なるため注意が必要です。例えば照明器具においては、4.5畳部屋の場合1,900～3,200ルーメン、6畳部屋なら2,500～3,700ルーメン、8畳部屋なら2,900～4,300ルーメンが目安と言われています。
ここまで、光度とは？光束とは？について解説してきました。最後にはこの解説がひとまとめになった資料も用意しておりますので、ぜひ最後までお読みください。
光度と光束の単位についてわかりやすく解説！
一つ前の段落では、光度と光束、それぞれの意味ついて解説しました。ここでは、光度と光束で使われる単位についてわかりやすく解説していきます。
光度は一方向に強い光の評価に用いられるもので、単位はカンデラ(cd)です。カンデラは、SI基本単位のうちの一つでもあります。カンデラは、照度の単位であるルクス×距離の2乗で求められ、測定対象の照明から出ている光の中で、一定の角度あたりに放射されている光の強さを表しています。
一方で光束は、光源から出ている光の束、及び対象となる光源からすべての方向に放射される光の量を意味します。単位はルーメン(lm)です。後者については光束だけでなく、全光束と呼ばれる場合もあります。
光源から出ている光の総量を測定する必要があるため、正確な測定には「積分球」と呼ばれる球体型の専用測定器を使用する必要があります。
光度とは、光束とは…単位も含めてわかりやすく資料化！
今回の特集では、光度とは？光束とは？という疑問に対して、それぞれの定義や単位についてわかりやすく解説しました。
光度は、「光源から特定の方向に放出される光の強さ」を表したものであり単位はカンデラ(cd)で表されます。一方光束は「光源自体から放出される光の量」を表したもので単位はルーメン(lm)で表されます。どちらも光の評価に用いられる言葉ですが、その違いが少しお判りいただけたでしょうか。
今回の特集で解説した情報をひとまとめにした資料が無料でダウンロードできますので、ぜひそちらもお役立てください。
光束・光度・輝度・照度 明るさの単位を分かりやすく解説！ 掲載内容
■ 明るさの単位を図で解説
光束/光度/輝度/照度
■ 明るさの単位まとめ表
■ 照度の測定基準の義務
■ おすすめの照度計・輝度計
それぞれの単位について、一つずつきちんと把握したいという場合は下記記事をご覧ください。
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