三次元計測システムTRI-M GFEX1のレンタル

三次元計測システムTRI-MGFEX1のレンタル 特長

測距精度±（1mm＋2ppmD）、最小距離表示0.1mm、測角精度2″、最小角度表示1″の高精度で、大型構造物などの計測が行えます。測距範囲は3Dレフシート2の使用により5～140mと広範囲。さらに、ミニプリズム使用で1,000mまで、1素子プリズム使用で2,700mまでの測距が可能なため、三次元計測業務だけでなく、測量業務も完結させることができます。

キャリングタイプの内部バッテリBC-50は、有害物質を含まない、リサイクル対象外のニッケル水素バッテリー。約3.3時間の連続使用（ヒーター機能OFF時）が可能です。さらに、外部バッテリーB4を使用すると約11時間の連続使用が可能（ヒーター機能OFF時）。バッテリー残量はディスプレイ上に常に表示されますので、安心して観測できます。BC-50は、リフレッシュ機能付きのチャージャーQ-70Dを用いて約2時間。B4は、B4用チャージャーDを用いて約8時間で充電が完了します。また、GF-EX1を用いた屋内での計測で、座標一覧や解析結果を出力する場合には、100VAの室内電源が使えるACアダプターPS-8Dが便利です。

休憩のためにいったん電源をOFFにしても、再度ONにしたとき、OFFにした時点の表示内容がそのまま素早く表示されますので、すぐに観測を再開できます。電源ON時のプログラムロードの時間が省略されるため、とくに、中断・再開が繰り返される長時間の継続作業で、作業効率が大きく向上します。

前後方向（視準方向）の傾きによる高度角の補正だけでなく、左右方向の傾きも検出して俯仰角が大きい場合の水平角も補正する2軸チルトセンサーを採用。より正確な測角値を表示します（補正範囲±3'）。

操作手順が本機ディスプレイ上に表示される対話形式のため、操作は単純明解。とくに熟練技術がなくても、計測から解析結果の取得までが現場で容易に行えます。

30倍と36倍、2種類の接眼レンズを標準装備。60mを超える長距離測定時にも、36倍の接眼レンズを使用すればより大きな像で正確に視準できます。また、2.5″という優れた分解力は明るい視野を提供。さらに、十字線の中心部を抜いてあるため、微妙な視準合わせも容易です。十字線は照明付きです。

ニコンが国産機で初めて採用したルミガイドをGF-EX1にも装備。本機から照射された赤いLED光が、望遠鏡から視準した際ターゲット（3dレフシート2）に反射するため、暗がりの現場やトンネル内での計測に威力を発揮します。

3Dレフシート2を貼るだけで、高所や危険な箇所に立ち入ることなく、繰り返し計測が行えます。

ミニプリズムや一素子プリズムを使用することにより、トータルステーションとして利用できます。

直接計測：計測点に3Dレフシート2を貼り付け、その点を直接計測します。
測設：計測途中での座標の「逆打ち作業」が可能。測設したときの座標データを記録することもできます。
新たに、計測点の正反観測による一段と精密な座標計測を実現しています。また、計測データは万一の事故にそなえてデータカードに加え本機内にも記録します。

墨出し作業を行う際、CAD図面の座標データをデータカードに入力して墨出しポイントを指定することにより、現場の敷地や鉄骨・型枠等の墨出し位置が本機画面上に表示されます。簡単に指示が行え、従来の方法では算出困難な複雑な形状でも正確な位置（墨）出しが可能です。

従来の、既知点2点を観測して器械点座標を算出する任意点設置法の他に、既知点に器械を設置する既知点設置法、既知点2点の距離データのみを使用する三辺法が追加され、現場の状況に合わせて最良の座標系が設定できます。また、正反での観測ができ、より器械設置の精度を向上させることができます。

計測によって得られたデータは、各作業ごとに随時メモリーカードに保存されますので、その場で解析が行えます。解析処理には「解析」、「比較」、「経時変化」の3種類があります。

距離と角度が表示され、一般のトータルステーションと同じように使用可能。ミニプリズム、一素子プリズムが利用でき、長距離観測が行えます。