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風向風速計とは?仕組と使い方について!超音波式と風車式編

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風向風速計とは何か知っていても詳しく仕組みや使い方を知らないという方も多いのではないでしょうか?
当記事では風向風速計のことについてはもちろん、仕組み・使い方・そして「超音波式」や「風車式」など、風向風速計のそれぞれの測定方法についても詳しくご説明していきます。

さまざまな用途で活躍する風向風速計は、気象観測での使用だけでなく、天気予報だったり飛行機の運行など、その他にも実は知らないところで私たちの生活に密接にかかわっていることをご存知でしょうか?
この記事では風向風速計についてやその仕組み、実際の使い方や活用例を交えて解説していきます。
風向風速計の利用を検討中の方や、風向風速計についての知識を増やしたい方はぜひご一読ください。

風向風速計とは何か?その仕組みと使い方を解説

風向風速計の仕組みや使い方はさまざまな種類・用途があることをご存知でしょうか?
この下の章では、風向風速計の仕組みの「超音波式・風車式」についてそれぞれ分かりやすく説明していきます。
また、風向風速計がどのような場面で活躍しているかも併せて解説するため、ぜひ参考にしてください。
まずはそもそも風向風速計ってそもそもどんな機材なのか?というところからご説明していきますね。

風向風速計とは

風向風速計とは風の吹く速さである「風速」と、風の向きを示す「風向」の2つを同時に計測する機能を搭載した計測器です。 計測した数値に応じて、今後起こりえる天気の変化の指標にしたり、気流の変化を確認したりと用途は様々です。 風向風速計は主に「超音波式」「風車式」の2種類があり、さまざまな用途に応じて使い分けられています。 では具体的に風向風速計はどのような仕組みなのか解説していきます。

風向風速計の仕組みを超音波式と風車式で解説

風向風速計の仕組みは種類によって異なり、ここでは「超音波式」と「風車式」の2つの種類について解説します。
また、それぞれの仕組みや、測定方法も併せて解説していきます。
風向風速計の利用を検討している方必見の情報ですので、「超音波式」と「風車式」のポイントを押さえてより風向風速計についての理解を深めていきましょう!

風向風速計の仕組み「超音波式」について

風向風速計の仕組みの代表的なものとしては、まず「超音波式」が挙げられます。
超音波式の測定方法は、円型の柱の上に向かい合わせに設置されたトランスデューサーという変換機の間に風を流して、双方のトランスデューサーを通過した際の風の向きや、風が通過した時間から、風向や風速を測定することができます。

また、超音波式の中でも3次元超音波風向風速計と呼ばれるものが存在し、水平な場所の風向風速だけでなく吹き上げや吹き下ろしなどの鉛直成分における風速についても計測が可能となっております。
風向風速計のうち超音波式は他の種類に比べ微風でも測定ができ、機材自体も可動部が少ないため物理的な破損などが起こりづらいのもメリットです。

風向風速計の仕組み「風車式」について

次に風向風速計の仕組みの「風車式」についても解説していきます。
風向風速計のうち、風車式は、長細いしずく型の胴体に4枚羽の風車のようなプロペラと、垂直尾翼が設置されたものを指します。
主な風車式の測定方法としては、垂直尾翼の左右の動きで風向を測定し、プロペラの回転数で風速を測定するシンプルな仕組みです。風向風速計の中でも風車式は主に屋外で使用されることが一般的で、気象観測や自然環境の調査、空港などでの風速計測に活躍しています。
また、データロガーと呼ばれるデジタル信号を記憶する観測装置と組み合わせることで、長期にわたる観測にも使用されています。


ここまで超音波式・風車式の計測方法についてご説明してきました。それぞれ方法の特長、違いは分かっていただけたでしょうか?次の章では風向風速計の用途別の使い方とレンタル商品についてのメリットも合わせてご紹介します。

ページ最後にはレックス取扱のオススメ風向風速計もピックアップしていますので、風向風速計選びの際の参考にご活用ください。

風向風速計の用途別の使い方

風向風速計の使い方はとても簡単で、用途問わずに基本的に場所を決めて設置すると後は所定の期間の間、設置をする…という形の機材が多いです。

地上の風を測るための測器は、平らな開けた場所に独立した塔や支柱を建て、地上 10m の高さ に設置することが標準となっています。

引用元: 気象観測ガイドブック

(※ただし実際には毎回理想的な場所を見つけることは難しいため、もともとある支柱に治具などをつけて設置したり、自分でポールを立てて設置することなども多いようです。)
また、予期せぬトラブルでデータが取得できていない、ということを防ぐため、可能な限りこまめに取得データを回収しておくことをお勧めしております。データロガーは防水でない場合などもあるので、設置場所の環境や、養生の部分について注意しておきましょう。 では次は最後のまとめです。

風向風速計とは?仕組と使い方について!超音波式と風車式編 まとめとレンタルのメリット

風向風速計についての仕組みや使い方についてこの記事では紹介してきました。

ビル風や吹き上げ吹き降ろしといった立体的な計測が必要な場合は「超音波式」、
一般的な気象観測用途、また長期間計測したい場合は「風車式」、
というように使用したい用途によって機材の使い分けをしていきましょう。

風向風速計の使用を検討する際には、事前に用途別の使い方を把握しておくことでミスマッチな機材を選ぶことを防ぎます。

また、レックスでも超音波式・風車式の機材をそれぞれ取り扱っていますので、風向風速計をお探しの方はまず一度レンタルでおためし導入をしてみてからの本格的な検討をしてみてはいかがでしょうか?

超音波式
画像説明

従来タイプの風向風速計では計測できない、吹き上げや吹きおろしのような、立体的な風向の計測もできます。

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風車式
画像説明

データの記録が簡易化かつ、内蔵メモリか任意のSDカードに記録をすることができます。

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その他にも様々な風向風速計をレックスでは取り扱っております!

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パッと見て要点を押さえられますので、ぜひ風向風速計の基本のおさらいにお役立てください。

掲載内容
■ 風向風速計の概要
■ 超音波式・風車式の仕組みと使い分けを解説
■ おすすめ機種のご紹介