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オートレベルとは?使い方・レーザーレベルとの違いについて解説!

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オートレベルとは、何を測定する機器なの?使い方は?よく聞くレーザーレベルとどういった違いがあるの?この記事ではオートレベルの基本について詳しく知りたいという方に向けて、使い方やレーザーレベルとの違い、他のレベルの種類について解説していきます。
記事の最後にはおすすめの商品もご紹介しておりますので、ぜひ最後までお読みください!

オートレベルとは?使い方についても解説!

さっそく、オートレベルとはどういった機器なのかについて解説を始めていきたいのですが、その前にレベルについて簡単にご説明いたします。その後、使い方についても流れに沿ってわかりやすく簡単に解説していきます。

そもそもレベルって?

レベルは、水準測量をする際や、地面と地面の高低差を測る際などにも使用される機器です。
道路工事や建物の建設を行うためには、正確な調査と設計が必要不可欠ですが、そのために必要なものの一つに「高さ」の計測があります。高さを正確に測定できなければ、道路がゆがんでしまったり、水平な建物の建設ができなくなってしまうため、レベル測量は工事においてとても重要な作業となります。レベルは、建設や土木など様々な現場で不可欠な機器といえるでしょう。

オートレベルとは?

オートレベル(自動レベル)とは、機器内部に視準線を水平に保つための自動装置が搭載されたレベルのことです。視準線というのは、レベルの望遠鏡をのぞいた際に見える十字線と、標尺と十字線が重なる位置を結んだ線のことです。
この機能があることにより、機器本体が完全に水平でない場合も、視準線を水平に保持できるのです。

レベル測量では、一か所からの測定だけでなくレベルを数か所に移動させて測量を行います。オートレベルを利用することで、移動した先で何度も水平を調整する必要がないため、測量作業の効率化が実現できます。現在最も使用されている種類のレベルです。

オートレベルの使い方について解説!

ここからはオートレベルの使い方を手順に沿って解説していきます。

測点の位置を確認し、設置場所を決める

まずはオートレベルを設置する場所を決めます。
道路など、工事現場には測点と呼ばれる基準となる点があります。その測点ができるだけ全て見える場所に設置するのがおすすめです。
例えば障害物などにより測点が見えなかった際は、その都度測点が見える場所に機器を設置しなおす必要が出てきてしまいます。はじめからできるだけ測点の見える場所に設置することで、移動の手間が省けます。
また、設置する場所はできるだけ地盤の固まっている平面の場所を選びましょう。

測点に標尺(スタッフ)を用意し、測量をする

設置が完了したら、別の測量者が標尺(スタッフ)を持って測点に立ちます。オートレベルを覗いて標尺(スタッフ)の目盛りを確認します。

各測点で測量を繰り返す

各測点に標尺(スタッフ)を持って立ち、オートレベルを回して各測点で測量を繰り返します。

使い方の手順はシンプルですが、測量を間違えるとその後に大きな影響が出てしまいます。
オートレベルは自動で水平を保ってくれるため簡単に作業ができますが、しっかり確認しながら測量を行いましょう。

オートレベルとレーザーレベルの違いって?

オートレベルと同様に、建築・土木の分野でよく使われる機器にレーザーレベルがあります。どちらも名前に「レベル」と付いており、この二つの機器の違いは何なのか、疑問を持たれている方も多いかと思います。
ここからはオートレベルとレーザーレベルの違い、またその他のレベルについても、解説をしていきます。

測定する項目が違う

オートレベルは「高低差」を測定する機器でしたが、レーザーレベルは「同じ高さ(水平)」を測定するための機器です。そもそも測定するものに違いがあるため、使用する現場や用途も違ったものになります。

オートレベルとレーザーレベルの用途の違いについてもご説明します。

使用される現場・用途が違う

オートレベルはこれまでにもご説明してきた通り、建築・土木の現場での地面の高低差の測定や、水準測量の際に用いられる機器です。レーザーレベルは前者とは違い、例えばブロックの積み出しや窓枠のタイル貼り、塗装の墨出しなどに利用されています。
オートレベルとは全く違う機器だと認識して問題ないでしょう。

レーザーレベルは水平出しのための機器

オートレベルと同じくレーザーレベルには「レベル」という名前がついていますが前者とは違い、本来はレーザー照準機や墨出しレーザーなどと同じ「レーザー機器(レーザー墨出し器、レーザー照準器、レーザー鉛直器)」の仲間で、水平器にレーザーが内蔵された水平出しをするための機器です。
また、レーザーを受光器で受信する事により一人での作業が可能なことが特長です。回転レベル、レベルプレーナと呼ばれることもあります。

その他のレベルの種類について

レベルにはこれまでご説明してきたオートレベルとレーザーレベルのほかにも種類があります。
ここからはその他のレベルについて、ご紹介していきます。

ティルティングレベル

視準線を水平に保つための自動装置が搭載されていないため、水平調整を手動で行う必要があります。オートレベルが登場する前は、すべてのレベルがこの形式でした。超高級品と廉価版に分かれた形で使われていましたが、現在ティルティングレベルを使っている現場はほとんどありません。チルチングレベルと呼ばれることもあります。

デジタルレベル(電子レベル)

デジタルレベルは、標尺を自動で読み取る機能が付いたレベルです。使用する標尺は、バーコードのようなパターンが印刷されている特殊なものを使用する必要がありますが、データを電子野帳などを使って保存できたり、ボタン一つで計測できるなどのメリットがあります。
また、自動で計測できるため、慣れていない方が測量を行う場合や複数人で交代して測量を行う場合でも、読み取りに個人差が出ないことも大きなメリットです。
デメリットとしては、これまでのレベルと異なって必ず電源が必要であること、専用の標尺を用意しなければならないが、メーカーによってパターンが異なるので流用できないことなどです。

おすすめのオートレベルとレーザーレベルをご紹介!

オートレベルとレーザーレベルの違いについて一通りご説明してきたので、ここからは、おすすめの機器をご紹介します。
必要な時に必要な分だけ利用できるレンタルも、ぜひご検討ください!

オートレベル(自動レベル)
画像説明

最短合焦距離20センチで、狭い室内の工事にも活躍!エアダンパー方式を採用しており精度が高く扱いやすい人気の商品です。国土地理院の定める測量機器性能基準の3級にも登録されています。

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レーザーレベル(回転レベル、レベルプレーナ)
画像説明

水平精度10"(1.5mm/30m)の高精度モデルでJSIMA 104:2006に準拠しています。標準付属の受光器は受光感度を±0.5mmにセット可能で、より高精度な水平出しが実現します。

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オートレベルとは?使い方・レーザーレベルとの違いについて解説!まとめ

本記事では、オートレベルとは?という基本的な点から使い方、レーザーレベルとの違いやその他のレベルについて解説してきました。オートレベルもレーザーレベルも、建設や土木の現場でとても重要な役割を持った機器です。本記事でご紹介した商品以外にもたくさんの機種を取り揃えておりますので、ぜひ商品ページもご覧ください。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。