質量とは？質量の単位や換算方法についても解説

質量とはなんでしょうか？また質量に用いられる単位にはどういったものがあるのでしょうか？
質量は日常的に使われる言葉ではありながら、実はきちんと説明できないという方も多いのではないかと思います。
ここでは、質量そのものやその単位、換算方法などについても説明していきます。また、この質量を計測する際の方法についても解説していますので、ぜひ最後までお読みください。

質量とは？

質量とは、一言で言うと「物体を構成している物質固有の量」のことです。
ものを動かそうとするときに私たちが感じる「動かしにくさ」は物質によって異なります。この物体固有の量を質量と呼んでいます。この質量は物体固有の量のため、重量とは異なり場所などの環境による影響を受けません。

この質量は、計量法でも定義されている極めて重要な物理量の一つです。
重さや重量という言葉と同じ文脈で使われたり混同されることも多いですが、物理量としては明確に異なるものとして定義されているため、注意が必要です。

質量の単位にはどのようなものがある？

では質量の単位にはどういったものがあるでしょうか？
質量の単位は、SI単位でいうとキログラム(kg)です。このキログラムを基本として、他にもグラム(g)やトン(t)といった単位が用いられています。また、日本ではあまり見かけませんが、ポンド(Ib)やオンス(oz)も質量の単位の一つです。

SI単位であるキログラムは、「新定義:プランク定数を10の34乗分の6.62607015ジュール秒とすることによって定まる質量」と定義されています。 以前はキログラムの定義として、1キログラムの質量を持った分銅である国際キログラム原器が用いられていましたが、2019年に130年ぶりに定義が変更されたとニュースでご覧になった方も多いのではないでしょうか。この変更によって、キログラムは器物に依存しない定義となりました。

ちなみに、ニュートン(N)やキログラムエフ(kgf)は質量の単位ではなく、重量の単位です。混同しやすいためご注意ください。

引用元：計量法におけるSI基本7単位の定義

質量の単位は換算できる？換算方法について

ここまで、質量を表す際に用いられる単位について説明をしてきました。ここではその換算方法について説明していきます。

同じ質量の単位では、基本的には単位間での換算が可能です。
日本ではキログラム表記が一般的に用いられていますが、アメリカでは今でもポンドやオンスがメインで使われているなど、世界的に統一されていないこともあり、状況に応じて質量の換算が必要な場面があります。

ここでは、SI単位でもあるキログラムを基準とした時の質量の単位換算について考えていきましょう。

キログラムを基準とした場合、その1000倍がトンとなります。つまり1000キログラムが1トンです。
同じくキログラムを基準とした場合、1000分の1がグラムですので、1グラムは0.001キログラムとなります。また更にその1000分の１がミリグラムとなります。

同様にキログラムを基準とした場合、やや細かくなりますが1ポンドは0.453キログラム、1オンスは0.0283495キログラムとなります。
ちなみに、日本で古くから使われていた貫(貫目)という単位との換算では、1貫は3.75キログラムとなります。

国によっても異なる質量の単位。単位を換算する際には、以下の表も参考にしてみてください。

この質量を計測するためにはどういった方法があるでしょうか？

質量を手軽、かつ正確に計測するには電子天秤が多く用いられています。
正確な計測を行うには測定場所でのキャリブレーションを行う必要がありますが、ものを載せるだけで誰でも簡単に質量が計測できるため、広く使われている計測器です。

ここでは、レンタルでも人気の電子天秤をいくつかご紹介していきます。計測を行う際の参考にしてみてください。

レンタルなら、最低5日間～必要な時に必要な期間だけ使用することができるため、ご入用の際は是非ご活用ください。
レックスでは他にも様々な電子天秤を取り扱っております。機種選定にお困りの場合にも、お気軽にご相談ください。

質量とは？質量の単位と換算方法のまとめ

ここまで、質量とは？という疑問や、質量の単位、その換算方法などについて説明してきました。
質量は、場所などに影響を受けない物体固有の物質量のことであり、表すものや国によっても様々な単位が用いられています。質量は異なる単位間で換算可能ですので、詳しくは換算表をご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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