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ファイバースコープと管内検査カメラ~選定の3つのポイント~

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ファイバースコープ(工業用内視鏡)と管内検査カメラの違いをご存知でしょうか?
どちらも細い管の先端にカメラがついていて局所的な場所の点検時に使用しますが、レックスでもよくどちらを選べばいいかわからない、とお問い合わせを多くいただきます。

そこで今回は、ファイバースコープ(工業用内視鏡)と管内検査カメラのそれぞれの特徴や選定ポイントを詳しく解説していきます!
是非参考にしてみてください。

ファイバースコープと管内検査カメラって?

レックスではそれぞれ以下のようにカテゴリー分けを行っております。

ファイバースコープ(工業用内視鏡)とは?

スコープ先端部の超小型CCD※1が検査部位をとらえ、カラーモニターにフル画面で鮮明に映し出します。
湾曲する先端部が、管内や構造物内部といった人間の目が行き届かない箇所も高精度に観察します。

※1 CCD…ビデオカメラ、デジタルカメラ、光検出器などに広く使用されている半導体素子である。(出展:Wikipedia)

管内検査カメラ(配管カメラ)とは?

配管や埋設管に破断、閉塞などの不具合箇所がないか、ファイバー製の管の先端にあるカメラを排水管や工場の配管内に挿入し、視認して点検する機材です。

選定ポイント

ファイバースコープと管内検査カメラ、それぞれの特徴や人間の目が行き届かない場所の観察・点検をすることはわかりました。

しかし、どちらを選べばいいのかわからない・・・。

そこで選定ポイントを以下にまとめてみました!

スペックや利用シーンなど様々なシチュエーションでも選定いただけるようにしておりますので、参考にご覧ください。

ポイント① 選定基準

選定基準はカメラヘッドの径とケーブルの長さの2点が大きなチェックポイントです。
検査ではどちらが当てはまるかでファイバースコープと管内検査カメラの選定方法が変わります。

ポイント② スペック比較

それぞれの特徴やメリットデメリットで決めたい!という方には、レックスで扱うファイバースコープと管内検査カメラの特徴を示した比較表を参考に、ご自身に合った方をお選びください!

  ファイバースコープ
ファイバースコープ一覧はこちら
管内検査カメラ
管内検査カメラ一覧はこちら
主な使用環境 主に径の小さな配管の確認に用いられます 配管がφ20mm~350mm程度の大きな配管の確認に用いられます
価格帯 管内検査カメラに比べ高額 ファイバースコープに比べお手頃価格
先端可動 ×
※可動域などは機種によって異なります。 ※機種によっては可動できるものがありますが基本的には不可動
カメラヘッド(先端)の大きさ φ2.4mm~φ8.5mmまで φ15.5mm~φ45mm
画質比較 ファイバースコープ
例:IPLEX NX(約80万画素)
中のホコリまで鮮明に映ります!検査前にホワイトバランスの調整をしておくと、より見えやすくなります。
管内検査カメラを選択
例:GLS-R3032(30万画素)
白色LED10灯を使用しており、暗い管内でも明るく捉えることができます。
ケーブル長 3m~30m 10m~100m
扱いやすさ
データの記録
カメラ部分の耐水性能
ポイント③ 利用シーン比較とおすすめ機材

それぞれの特徴を活かせる利用シーン別の選定方法です。

ファイバースコープ(工業用内視鏡)

特徴

カメラの径が細い、画質の高さ、カメラ先端が動く

※ 右図はIPLEX NXの高品質画像です。ノイズリダクションなど画像処理技術で粗い画像もクリアに。

利用シーン

通常のカメラがでは入らない局所を確認する際や、高品質であるため細かい部分の確認に適しています。

管内検査カメラ(配管カメラ)

特徴

ケーブル長が長い、視野が広い

利用シーン

管内の水詰まりや異物混入、水漏れが起きてないかなどざっくり検査するときに適しています

利用シーン

以下に利用シーンの例を挙げて、どちらが適しているかを表でまとめました。

種類 自動車の内部検査 インフラ整備・
メンテナンス
製造業品質管理 プラント配管検査 ビル管理
自動車の内部検査 インフラ整備・メンテナンス 製造業品質管理 プラント配管検査 ビル管理
ファイバー
スコープ
×
管内検査
カメラ
×
おすすめ機材

利用シーンをもとにレックスで取扱いのあるおすすめ機材をピックアップしてみました。
それぞれの機材の特徴や予算に合わせて適した機材を掲載しておりますので、参考にしてみてください。

ファイバースコープ

商品名 特徴 自動車内部検査 インフラ整備・メンテナンス 製造業品質管理 プラント配管検査 ビル管理
先端可動式ビデオ内視鏡 3mVJ-3/STR φ6.9mm 安価・ケーブルが短い ×
工業用ビデオスコープIPLEX YS φ8.5mm ケーブルが20m以上
工業用ビデオスコープIPLEX TX φ2.4mm φ3.0mm以下の狭所スペースに対応
工業用ビデオスコープIPLEX NX φ4.0mm 高品質・多機能
工業用ビデオスコープIPLEX LX φ6.0mm 高品質・多機能
工業用ビデオスコープIPLEX FX φ6.0mm 高品質・多機能
工業用内視鏡Go+φ6.1mm 高品質・お手軽

管内検査カメラ

商品名 特徴 自動車内部検査 インフラ整備・メンテナンス 製造業品質管理 プラント配管検査 ビル管理
ポール付き360°回転カメラPipe Inspection 先端稼働可能 × ×
可動式配管検査用カメラTA417XG 先端稼働可能 × ×
GラインスコープGLS-R3032 スタンダードなタイプ ×
シースネイクナノリールN85S スタンダードなタイプ ×
シースネイクマックスrM200 ケーブルが60m以上 ×

以上3つの視点でそれぞれの選定方法を述べさせていただきましたが、適切な機材がどちらか判断つきましたか?
まだよくわからない・・・という方もお気軽にお問い合わせください!
レックスでは多様なニーズにお応えする専任のコンシェルジュが、お客様に適した1台をご提案させていただきますのでお気軽にお問い合わせください。

よくある質問
静止画・動画は撮れますか?

ファイバースコープも管内検査カメラも撮影機能がございます。
※機種によっては撮影できないものもございますのでお問い合わせください。

お問い合わせはこちら

いかがでしたでしょうか?
ファイバースコープと管内検査カメラ両方の特徴から様々な角度からの選定方法などご紹介させていただきました。

ファイバースコープも管内検査カメラもレックスでは多種取扱がございます。
さらにレックスでは様々なお客様のニーズにお応えすべく約2,000種類の計測器を取り扱っております。
ファイバースコープと管内検査カメラどちらを選べばいいかはわかったけど、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない、もっと別の計測器はないのかといったお悩みはレックスまでご相談ください!

また、料金を今すぐ知りたい!という方やまだ未定案件なので料金だけ知りたいという方に商品ページより自動見積の作成が24時間可能です。

選定方法や価格など、まずはコンシェルジュにご相談ください!