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メモリハイコーダ 8835-01のレンタル

見やすい画面、小さいボディ、多チャネル入力でフィールド計測が簡単に

「波形記録」というベーシックな部分の性能をアップさせ、フィールド計測が簡単になった、カラー表示/A4サイズ/4ch or 8ch※の高速波形記録計です。8835-01メモリハイコーダは旧8835メモリハイコーダの機能を引き継ぎ、各種信号に対応した入力ユニット群と従来機比倍の8ch※、搭載メモリも従来機比8倍となり、長時間記録を実現しました。

  • メモリハイコーダ 8835-01
商品コード
30018
メーカー
日置電機
  • 社外証明書発行可能
  • 海外実績あり

こちらの製品は、取扱い終了致しました。
後継機種はメモリハイコーダ MR8880をご使用ください。

  • 機材の点検には時間がかかりますので、ご連絡いただいたタイミングによってはご注文を当日中に承ることができない場合もあります。
  • 複数台ご入用の場合は、担当窓口までお問い合わせください。
  • 在庫状況は常に変動しております。商品の確保はご予約が確実です。担当窓口までお気軽にお申し付けください。

メモリハイコーダ8835-01のレンタル 特長

測定に応じて交換、プラグイン式入力部、最大8ch

測定チャネル数を、用途に応じて変えられるプラグインユニット方式を採用しています。各種変換アンプを挿入して、各種物理信号を直接入力することも可能です。4chアナログユニットを装着して、最大8ch※までの計測も可能になりました。

※ 4chアナログユニット8946 使用時、最大入力AC 30Vrms またはDC 60V

波形が見やすい、6.4型カラーTFT液晶を搭載

画面をカラー化することで、測定波形や機器の設定が見やすくなりました。視認性が高まり、操作感の向上に役だっています。

設置面はA4の60%、奥行きが短い省スペース

机上の設置スペースはA4サイズの60%、デスクトップでもフラットベットでも使いやすい、機能的なスタイルです。

基本性能を大幅にアップ、1MS/s,12bit-A/D,4MW

測定信号をディジタル化するA/D変換部には、サンプリング速度1MS/s(1μsec周期)、電圧軸分解能12ビットを採用し、信号波形を正確に捕捉します。
8835-01では、メモリ容量が標準で4MWになりました。

波形ビューワ(付属ソフトウェア)でテキストファイルへ変換

ExcelなどのPCアプリケーションで測定データを開くには、CSV形式のテキストデータに変換する必要があります。標準付属のPCアプリケーションで手軽に操作できます。

LAN経由でネットワーク上のPC, プリンタに接続

用途に応じてPCと連携した使い方が選べます。LAN接続、GP-IB接続、RS-232C接続による遠隔操作とデータ転送が可能です。

ニーズの変化に対応できる、機能アップ設計

「機能がありすぎて操作が難しい...」こんな声に応えて、標準機能を絞りました。より多くの測定機能を必要とするユーザには、機能アップディスクで機能を追加できます。

日本語表示と、オンラインヘルプ機能

画面に表示される設定条件には日本語を採用し、より使いやすくなっています。また、キーの操作説明など、簡単な使い方を画面に呼び出して見ることができる、オンラインヘルプ機能があります。

CEマーク適合で、安全性を確保

ヨーロッパ(EU域内)で安全基準が定められたEC指令に適合していますので、安心してお使いいただけます。

過渡現象を捕らえる高速応答
大容量メモリを搭載し、長時間の高速データを一括記憶
大容量メモリを搭載し、長時間の高速データを一括記憶

トータル4Mワードの半導体メモリを搭載します。全8チャネルにおよぶデータ量にも、余裕をもって対応しています。
右の表は、メモリレコーダ機能を使用した場合に、時間軸の設定と使用するチャネル数に応じた、記録可能時間を計算したものです。使用するチャネル数を少なくすれば、記録時間が長くなります。

メモリ分割機能 ※9540-01機能アップディスク(オプション)が必要です
メモリ分割機能 ※9540-01機能アップディスク(オプション)が必要です

メモリレコーダでのデータメモリは、メモリ容量を最大で255ブロックに分割使用することができます。分割したメモリにデータを順番に書き込むシーケンシャルセーブや、基準ブロックと任意のブロックの波形を重ね描きして比較したり、プリント中は波形捕捉ができなくなるデッドタイムを削減することができます。

ズーム機能メモリレコーダ機能にて

大容量メモリを生かすために、圧縮波形と拡大波形の同時表示が可能です。8835-01は大量のデータを記憶できるので、時間の長い波形でも高速サンプリングが使えます。
したがって波形の全体像を圧縮画面で見ながら、観測したい部分を拡大して詳細に観測できます。また、圧縮画面は全体の中の一部分の表示ができます。

外部サンプリング入力メモリレコーダ機能にて
外部サンプリング入力メモリレコーダ機能にて

メモリレコーダでのサンプリング速度を、外部から加えるクロック信号のタイミングに同期させることができます。エンジンの回転周期に合わせたデータ記録などに利用できます。

信号変化に追従する高速応答のレコーダ、実効値レコーダが便利
レコーダ機能の動作
レコーダ機能の動作

ディジタル変換された入力信号を、リアルタイムに表示およびプリントを行います。チャートスピードは、最高で20mm/秒(500ms/DIVレンジ)。また、リアルタイム記録でありながら測定終了時に2000DIV以前までの波形については、上下左右にスクロール観測と、再プリントすることができます。

バーチャルレコード機能

記録紙を使わずに、メモリ上で高速レコーダの機能を実現しました。
レコーダ機能における高速レンジ(10ms~200ms/DIV)では記録紙への実時間記録はできませんが、メモリに波形を記録しており画面でモニタが可能です。波形は測定終了時の2000DIV前まで記憶しています。また、記録長が「連続」以外ではプリンタも同時に動作でき、後追いで波形をプリントできます。

X-Yレコーダフォーマット
X-Yレコーダフォーマット

ディジタル変換された2信号間のX-Y合成波形をメモリに蓄えます。アナログ4チャネル間任意のチャネルをX/Y軸に設定でき、最大3合成まで可能です。リアルタイムに画面上で波形観測ができ、記録時間に制限はありません。波形の再プリントもできます。

実効値レコーダ機能の動作
実効値レコーダ機能の動作

50/60Hz電源ラインおよびDC専用で、高速サンプリングによる波形データから実効値を演算によって求め※、その演算データをグラフで記録する機能です。

※200μs固定の高速サンプリングで2波分の波形を取り込み、その実効値を演算します。1秒間にこの動作を20回行なっていますので、ディジタルテスタなどの実効値指示(秒2回程度の更新レート)に比べて10倍以上の高速応答を実現しています。

PCとの接続が容易。波形判定機との連携可能
PCとのネットワーク接続に対応

8835-01をインターネット時代の標準的なネットワークであるEthernetに接続できます(オプションのLANカード、9333 LANコミュニケータを使用)。測定データをPCで解析する機会が多い方にはベストマッチの機能です。
その他、PCとRS-232C接続/GP-IB接続も可能です。(オプションの9557RS-232Cカード、9558GP-IBカードを使用)。8835-01のデータをPCへ取り込んだり、PCによるリモート制御が可能です。

※LANカード、GP-IBカード、RS-232Cカードのうちいずれか1つを8835-01本体のPCカードスロットに挿入しますので、同時にメモリカード(SRAM、フラッシュATA、ハードディスクカード)を使用することはできません。

PCとのオフラインデータ交換
PCとのオフラインデータ交換

付属の波形ビューワ(PCアプリケーション)で、保存した波形データをテキストファイル(CSV形式)に変換できます。データの保存メディアにはFD/PCカードを利用できますので、オフラインによるPCとのデータ交換が簡単です。

※データファイルは、ハイコーダで読み書きができる専用ファイル(バイナリ形式)の他、PC上の表計算ソフトで読み込めるテキストファイル(CSV形式)、波形画面のビットマップ画像ファイル(BMP形式)で保存できます。テキストファイルで保存したデータをハイコーダで読み込むことはできませんので、テキスト変換はPC側で行うことを推奨します。

8チャネル全てを監視できるトリガ機能

メモリレコーダ、レコーダなど全ての測定機能において、アナログ入力8チャネルとロジック入力16チャネルをトリガ入力に設定できます。1つの電圧値で比較するレベルトリガのほか、
●2つの電圧値で比較するウインドウトリガ
●商用電源ラインの電圧降下を捕らえる電圧降下トリガ
●実効値レベルで比較する実効値レベルトリガ
●周期を測定し、設定した周期外を検出する周期トリガ
●ロジック信号のON/OFFで比較するパターントリガ
などがあります。

バリアブル(スパン調整)、バーニア(振幅微調整)機能

騒音/温度/加速度などセンサーを使用して各種物理量を記録する場合、振幅を微調整できるバーニア機能を使うとキャリブレーション作業が容易に行えます。またバリアブル機能は記録スパンを数値で指定できますので、1~5Vや4~20mAなど計装関係の記録時、記録線をフルスパン(記録紙の下限から上限まで)に簡単に合わせ込めます。なお、測定値を換算するスケーリング機能も搭載しています。

カーソル測定機能

画面上で2本のカーソルを使い、時間差や電位差などを読み取ることが可能です。

各種信号出力/制御入力/DC電源入力

波形判定やパラメータ判定結果、トリガ発生をオープンコレクタ信号で出力します。また、スタート/ストップ/プリントボタンを外部から操作できる入力端子を装備しています。また、8835-01はAC電源のほか、9439DC電源アダプタを使用することにより外部のバッテリも使える2電源仕様です。車載使用などAC電源が取れない場所でも使用できます。両方に電源を接続するとAC優先となり、AC電源が切れると自動的にDC電源に切り替わります。

仕様

8946 4chユニット使用時

入力ユニット数 最大2ユニット
チャンネル数 アナログ8ch+ロジック16ch
測定レンジ(10DIVフルスケール) 20mV~5V/div, 8レンジ
分解能 : レンジの1/160
最大入力電圧 AC 30V rmsまたはDC 60V
周波数特性 DC~100kHz (±3dB)
時間軸(メモリ時) 100μs ~5min/div, 20レンジ, サンプリング周期:レンジの1/100, 外部サンプリング可能
測定機能 メモリレコーダ(高速記録)
レコーダー(実時間記録)
実効値レコーダ (商用電源用)
メモリ容量 12ビット × 4Mワード/ch (1ch使用時)
~500kワード/ch (8ch使用時)
外部記憶装置 PCカードTYPE IIIスロット, フラッシュATA, FDドライブ (MS-DOS)
記録紙 110mm ×30m, ロール型感熱記録紙, 記録速度: 25mm/s
表示部 6.4型 TFTカラー液晶 (640 × 480ドット)
最高サンプリング周期 1μs(全ch同時)
(最高サンプリング速度 1Ms/s:全ch同時)
時間軸速度 ±0.01%(グリッドと時間との相的誤差を示す)
外部制御端子 外部トリガ入力、トリガ出力、GO/NG出力、外部スタート、外部ストップ、プリント入力
電源 AC 100~120/200~240V(自動切換え)
寸法・質量 285W × 220H × 132Dmm(突起物含まず)、約4.5kg

構成品

  • 本体 8835-01(2chアナログユニット×2付、CFカード(カードアダプター)付)
  • 電源コード(接地アダプタ付)
  • 保護カバー
  • ロール紙アタッチメント(ロール紙付)
  • 予備ロール紙
  • 接続ケーブル
  • ワニ口クリップ(赤・黒)
  • アプリケーションディスク(CD)
  • 収納ケース