見通し1km間に及ぶ広い範囲での傾斜を検知し、警報メールを送信！地滑りなどの災害予兆に。
広域傾斜検知システムぐらロイドはレンタル先の現場に応じて、広い範囲で地表面の傾斜を検知することができます。
複数の子機を設置・無線通信できることから、エリアが広くても土砂移動などの予兆を迅速に察知しアラートを送信できるようになりました。
- 機材の点検には時間がかかりますので、ご連絡いただいたタイミングによってはご注文を当日中に承ることができない場合もあります。
- 複数台ご入用の場合は、担当窓口までお問い合わせください。
- 在庫状況は常に変動しております。商品の確保はご予約が確実です。担当窓口までお気軽にお申し付けください。
広域傾斜検知システムぐらロイドのレンタル 特長
広域傾斜検知システムぐらロイドの特長は、見通し1km間での無線通信(※1)が可能な点です。レンタル先の環境に合わせて傾斜計を複数台設置していくことで、広い範囲での傾斜検知が実現できます。
複数の子機であっても判別が可能なため、広い警戒エリアでもカバーできるのが魅力の一つです。
地表面の傾きを検知することから工事現場周辺や災害地域における土砂移動をいち早く察知し、地滑りや土石流のリスクに備えることが出来ます。
また、子機は省電力化された傾斜計のため単三型電池2本(※2)で稼働期間は1年間以上に及びます。
(※1)環境に依存します。
(※2)リチウム乾電池が推奨されています。また、親機はソーラー電池で稼働します。
広域傾斜検知システムぐらロイドのレンタル 機能紹介
広域傾斜検知システムぐらロイドは、検知データのクラウド管理機能が備わっています。レンタルしたその日から、現場に行かなくても遠隔地でのリスク管理が可能になります。
設定した警戒基準値を超える傾斜を検知した場合には、メールでの即時通知や、パトランプによる注意喚起が可能です。(※パトランプはオプションとなります)
加えて、一定時間ごとに計測された傾きのデータを遠隔地から確認する事も可能です。
- LoRa通信により親機・子機間は見通し1kmにまで及ぶ長距離通信が可能
- 最大50台までの子機を親機に接続可能
傾斜角度は設置以降の相対値により判定されます。そのためゼロ点調整が必要になりますが、子機設置後にセンサー底辺部のボタンを1秒間長押しするだけで誰でも簡単に調整できます。
水平を取る必要はなく、水準器も不要です。
広域傾斜検知システムぐらロイドのレンタル 用途
広域傾斜検知システムぐらロイドは、傾斜が発生しうる様々な現場の安全管理を用途として多くレンタルされています。
締め切り工や山留の現場では矢板が倒壊しないよう傾斜を管理するほか、安全対策につなげています。
そのほかにも傾斜の監視対象には、仮囲いや作業足場までも含めることが可能です。
また土砂崩れの危険性がある山林などでは降水後に地表面の変位が多くなるため、事前警戒として設置されることもあります。
このように傾斜計測は様々な現場で必要になることから、子機は現場資材へ取付のしやすいバンドタイプ・マグネットタイプいずれにも対応したハイブリッド型となっております。
杭に対してバンドを巻き付けて設置するだけでなく、金属資材へマグネットによって固定することもできるため、現場環境・資材に応じて設置が可能です。
ネットワーク上の情報を、光や音、音声によって即座に通知します。
Text to Speech機能を搭載しており、文字情報を音声情報に変換することが可能です。
テキスト情報を音声に変換する「Text to Speech（TTS）機能」を備えています。
あらかじめ文字情報を音声に変換して登録できるほか、コマンド制御によりリアルタイムで音声による通知を行うこともできます。
- メールの受信を検知し、LED点灯や音声で通知することが可能です。
-
アプリケーションソフト用のPCは不要で、スタンドアローンで運用できます。
セキュリティ面が強化されており、『OAuth2.0』や『TLS1.3』にも対応しています。 -
受信したメールの内容を音声で読み上げる機能があります。
また、URLや特定の記号などを自動的に除外し、必要な情報のみを読み上げる「読み上げ箇所の自動抽出」機能もあり、
必要な情報だけを読み上げることが可能です。
レンタルオプション品
- ネットワーク制御信号灯 NHV6-3M-RYG
広域傾斜検知システムぐらロイドのレンタル仕様
傾斜計子機仕様
| 通信方式 | LoRa |
|---|---|
| 送信出力 | 20mW |
| 通信距離 | 見通し1km(但し、環境に依存する) |
| 電源 | 単三電池2本(リチウム乾電池推奨) |
| 連続計測可能時間 | 約1年 ※1時間に1回送信の場合 |
| 測定軸 | 3軸合成 |
| 測定分解能 | 0.1° |
| 測定精度 | ±1°(傾斜角は重力加速度の3軸合成加速度を使用して算出しています。半導体センサを使用している為、温度変化による角度変動分の誤差があります。) |
| 角度閾値 | DIPスイッチにより設定可 |
| 送信周期 | DIPスイッチにより設定可 |
| アンテナ | 内蔵ワイヤーアンテナ |
| 使用温度範囲 | -30～50℃ |
| 防水防塵性能 | IP65相当 |
伝送(親機)仕様
| 通信方式 |
傾斜計子機との通信：LoRa
クラウドサーバとの通信：LTE(KDDI/docomo) |
|---|---|
| 子機最大接続数 | 50台(11台以上接続する場合、送信間隔が長くなります。) |
| 送信出力 | 20mW |
| 通信距離 | 見通し1km(但し、環境に依存する) |
| 電源電圧 | DC12V |
| 警報出力 | 回転灯出力×1 |
| 使用温度範囲 | -10～50℃(結露しないこと) |
| 寸法 | W300×D165×H400(mm)（取付金具除く） |
| 定格電圧 ACアダプタ | 入力：AC100 ～ 240V（50Hz/60Hz）出力：DC24V |
|---|---|
| 電圧許容範囲 ACアダプタ | AC90 ～ 264V |
| 定格消費電流 |
【本体】無音時：120mA 最大音量時：210mA
【信号灯】40mA（1 段あたり） |
| 定格消費電力 |
【本体】無音時：3.5W 最大音量時：6W
【信号灯】1.0W（1 段あたり） |
| 使用周囲温度 | 0°C ～ 40°C |
| 使用周囲湿度 | 20%RH ～ 80%RH 氷結、結露なきこと |
| 保存周囲温度 | -10°C ～ 60°C |
| 保存周囲湿度 | 20%RH ～ 80%RH 氷結、結露なきこと |
| 取付場所 | 屋内 |
| 取付方向 | 正方向 |
| 保護等級 | IP20 |
| 絶縁抵抗 | 充電部と非充電金属部間 DC500V メガにて 10M Ω以上 |
| 耐電圧 | 充電部と非充電金属部間 AC1500V にて 1 分間（10mA 以下） |
| 音圧レベル |
88dB 以上
環境条件：製品より正面方向 1m 、-6dB 1.8kHz 正弦波 最大音量設定時 ※ MP3 データの内容・使用環境により音圧レベルは変化します |
| 音声ライン出力 | 600 Ω 0dBV（不平衡 モノラルミニジャック） |
| 質量（公差：± 10%） | 760g ＋（60g）×信号灯段数 （付属 AC アダプタ含まず） |
| ネットワーク通信方式 |
Ethernet（IEEE 802.3 準拠）
10BASE-T / 100BASE-TX / 1000BASE-T（Auto MDI / MDI-X 対応） IPネットワーク：IPv4/IPv6 デュアルスタック |
| インターフェース USB | USB2.0/1.1 Type-A 1ch |
広域傾斜検知システムぐらロイドのレンタル構成品
- ぐらロイド親機
- ぐらロイド子機
- ぐらロイド親機用電源ボックス
- 結束バンド
- 取付クランプ4個
- リチウム乾電池