簡単!今話題のストラクチャスキャンを使ってみた

非破壊で構造物の中の鉄筋などがある場所を探査できる鉄筋探査機。
ご存知の方・使われている方も多いかもしれませんが、今回は弊社でも「難しいでしょ?」「値段が高いよね」「どれを選べばいいか分からない」などのお問い合わせ頂く事が多い電磁波レーダ法を用いた鉄筋探査機をご紹介します!
はじめに

電磁波レーダ法を使った鉄筋探査機の中でも特に今人気の商品が「ストラクチャスキャン SIR-EZ」シリーズになります。
今回は弊社保有機器の中でも最新の機器 「ストラクチャスキャン SIR-EZ XT」を使用し実際測定してみました!
難しいと思われがちな電磁波レーダ法、実はポイントを押さえれば簡単に使用出来るのです!

実は私もその一人でした。
そんな鉄筋探査機「素人」の私でも測定が出来る簡単に使えるポイントをご紹介しますね。
最後に活用事例集プレゼントもございますので、ぜひ参考にしてみて下さい!
そもそも電磁波レーダ法とは?

電磁波レーダ法とは電磁波をアンテナからコンクリート表面に向けて放射し、その電磁波がコンクリートと異なる物質との境界面で反射され、再びコンクリート表面に出て受信アンテナに受信され、その時間から、反射物体までの距離を知ることができる方法です。
まずストラクチャスキャン SIR-EZ XTでは大きく分けて2D測定と3D測定を行う事が出来ます。
2種の測定方法を組み合わせることでより精度のいい結果を得ることが可能です!
2Dと3Dで測定してみた
2D測定方法

1. 「ScanEZモード」を選択します。

2. 右記のように本機のハンドル部分を右手で持ち、コンクリートの上(測定面)を前進させ、波形を出します。


3. 測定データを波形で表示します。データを1/2、1、2、4倍で拡大することも可能です。
3D測定方法

1. 「Scan3Dモード」を選択します。

2. グリッドシートをコンクリートにしっかりと動かないようにテープなどで固定します。

3. X方向の一つ目のラインにレーザーの向きを当てて【実行】(決定ボタン)を押し測定を開始します。

4. その要領でX方向が終わったら次はY方向に測定します。

5. あとは結果をみるだけ!
上記手順にて測定した画像をデータにしたものが下記になります。
赤い部分が鉄筋で、左端の赤いラインが深さとなります。
この「ストラクチャスキャン SIR-EZ XT」の機能の中でも特に優れた機能「2D測定機能」を併用すると、自動で測定対象物の比誘電率を算出してくれることです。
一般的なコンクリートの比誘電率は6-8となりますが画像では9.66を示していますが、前日に雨が降ったため、水分を多く含み通常より高い比誘電率となっています。
その比誘電率を使用し、3D測定をすることでより正確な深さや位置を測定することが出来るのです。
2D測定機能と3D測定併用のメリット

・ 2Dと3Dモードの併用で、より正確な測定が簡単にできます!
・ 比誘導率の自動測定で正確な測定を実現!
鉄筋探査機 使用例

・地中の鉄筋、埋設管探査
・橋梁などで千鳥筋等の探査
・アスファルト舗装厚、埋設管探査 等で使用されています!
機器紹介

ストラクチャスキャン SIR-EZ XT(GSSI社) NETIS
高周波(2,700MHz)で高分解能、高深度を達成!タッチパネルで、高解像度画面かつ高速処理技術で高精細!
高深度・高精細・多機能マルチな用途で「あらゆる現場」にてご利用可能!コンクリート内部の鉄筋、空洞、クラック、ひびの探査などに最適です。
他にも弊社では鉄筋探査機のレンタル機器がたくさんあります!
今回ご紹介したストラクチャスキャンシリーズ以外にも、同じ電磁波レーダ法のハンディサーチシリーズや電磁誘導法によるプロフォスコープやプロフォメーターなど、鉄筋探査機を数多く取り揃えております。
選定にお困りの際はいつでもご連絡くださいね。
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SIR-EZ XT活用事例集 無料ダウンロード
いかがでしたでしょうか?
難しいそうと言うイメージが強い電磁波レーダ法ですが、意外と簡単に測定可能です。
購入より安く、一度使ってみたいという方にもレンタルがオススメです。
また今回下記アンケートにお答えいただいた方限定で、ご紹介したストラクチャキャンSIR-EZ XTのより詳しい事例集をダウンロードして頂けます!
是非参考にしてみてください!