雑音発生器 SF-06 取扱説明書のご紹介です。

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雑音発生器 SF-06 取扱説明書:雑音発生器・床衝撃音発生器:騒音測定器・振動測定器

雑音発生器 SF-06は、DSPを使用した信号処理技術を応用し、M系列疑似ランダムノイズからホワイトノイズ/ピンクノイズを生成、1/1オクターブフィルターを用いて、バンドノイズを作る雑音発生器です。
周波数範囲20Hz〜20kHzのピンクノイズ、ホワイトノイズ、中心周波数31.5Hz〜8kHzの オクターブバンドノイズを容易に設定して発生することができます。
建築音響関連計測、残響室を用いた吸音率の測定、遮音量の測定に使用できます。

機種名 雑音発生器
型番 SF-06
メーカー名 リオン

操作パネル

雑音発生器 SF-06の詳細を見る
雑音発生器 SF-06

概要

SF-06はDSPを使用した信号処理技術を応用して、M系列擬似ランダムノイズからホワイトノイズまたはピンクノイズを生成、発生させたり、またそのホワイトノイズやピンクノイズをもとに1/1オクターブフィルターを用いてバンドノイズを発生させる雑音発生器です。周波数範囲20Hz〜20kHzのホワイトノイズまたはピンクノイズ、中心周波数31.5Hz〜8kHzのオクターブバンドノイズを容易に設定して発生させることができます。建築音響関連の計測、残響室を使用した吸音率の測定、遮音量の測定の際に使用していただくことを目的としています。また、シリアル通信機能を搭載し、ホストコンピューターとの連携性を高めています。

ブロックダイヤグラム

ブロックダイヤグラム

各部の名称と機能

正面パネル

3桁の7セグメントLEDで、出力レベル(減衰量)、バースト時間、通信速度(ボーレート)の表示を行います。通常の状態では現在の減衰量を表示します。
単位及びモード表示LED
上段の3つは単位を示すLEDです。下段の3つはモードを示すLEDです。

表示部

正面パネル

LOC表示LED
ローカルモード中に点灯します。
REM表示LED
リモートモード中に点灯します。
OUT表示LED
ノイズの出力中に点灯し、停止中は消灯します
dB表示LED
出力レベルの表示中に点灯します。
SEC表示LED
バースト時間の設定時に点灯します。
KBPS表示LED
通信速度(ボーレート)の設定時に点灯します。
周波数バンド切り替えキー
31.5Hzキー、63Hzキー、125Hzキー、250Hzキー、500Hzキー、1kHzキー、2kHzキー、4kHzキー、8kHzキーそれぞれの周波数に切り替えるキーです。
APキー
オールパス選択をするキーです。
ホワイトノイズまたはピンクノイズを20Hz〜20kHzの周波数範囲で出力したいときに使用します。
Fキー
ファンクションキーです。単独で使用することはありません。
電源スイッチ
電源をON/OFFするスイッチです。
WHITE(LOCAL)キー
ホワイトノイズを選択するキーです。
リモートモード時に、Fキーとともに押すとローカルモードに切り替わります。
PINK(BAUD)キー
ピンクノイズを選択するキーです。
Fキーとともに押すと通信速度(ボーレート)を選択するモードへ移行します。
MAN(SET)キー
手動出力を選択するキーです。
Fキーとともに押すとバースト時間を設定するモードへ移行します。
BURSTキー
自動間欠出力を選択するキーです。
CONTキー
連続出力を選択するキーです。
LEV▲キー
出力レベルや各設定値を上げるときに使用します。
LEV▼キー
出力レベルや各設定値を下げるときに使用します。
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側面パネル

側面パネル

電源接続端子
AC電源(90〜250V、50/60Hz)に接続します。
SEREALI/O端子
RS-232Cインターフェース端子です。コンピューターに接続します。
SYNCOUT端子
同期出力端子です。ノイズの出力中はグランドレベル、停止中はハイインピーダンスとなります。
EXTTRIGIN端子
コントロール入力端子です。外部接点回路に接続します。
NOISEOUT端子
ノイズの出力端子です。

背面パネル

FUSE
ヒューズホルダーです。2Aのヒューズが入っています。
IDスイッチ
IDナンバー設定用のディップスイッチです。
  • 建築音響関連計測。
  • 残響室を用いた吸音率の測定
  • 遮音量の測定。

電源コードの接続

  1. 1.SF-06の電源が切れていることを確認します。
  2. 2.側面パネルの電源接続端子に付属のACケーブルを接続します。
  3. 3.電源プラグをAC100V電源に接続します。

2.側面パネルの電源接続端子に付属のACケーブルを接続します。3.電源プラグをAC100V電源に接続します。

※重要
AC100V電源は必ずアース付きの3P電源コンセントから取ってください。使用後は必ずプラグをコンセントから抜いてください。

※注意
3P-2P変換アダプターのアースラグを必ずアース端子に接続してください。

外部機器の接続

外部機器を接続する前に、SF-06及び接続するすべての機器の電源がOFFであることを確認してください。

出力アンプ接続

  1. 1.SF-06と出力アンプの電源をOFFにします。
  2. 2.SF-06側面パネルのNOISEOUT端子と出力アンプを接続します。出力アンプの接続端子の形状に合わせて、SF-06のNOISEOUT端子と接続してください。

出力アンプとの接続

出力アンプとの接続出力アンプとの接続

コンピューターとの接続(1:1の場合)

コンピューターとの接続(1:1の場合)

ケーブル:クロスケーブル(市販品)
SF-06側のコネクター形状:D-Sub9ピンオス

  1. 1.SF-06とコンピューターの電源をOFFにします。
  2. 2.ケーブル(市販品)を使用してSF-06とコンピューターを接続します。

※ノート
コンピューター側からの制御については「シリアルインターフェース」を参照してください。

コンピューターとの接続(1:Nの場合)

コンピューターとの接続(1:Nの場合)

1台のコンピューターに対し、複数(最大128台まで)のSF-06を接続する場合は、SC-31M/SC-31S(別売)とLANケーブル(10Base-Tケーブル、別売)が必要になります。

※ノート
複数台接続時でも、コンピューターとの通信は1対1通信のみです。通信可能な最大の距離:400m

電源の投入

電源スイッチをONにします。一度すべてのLEDが約2秒間点灯して消えます。表示器にファームウェアのバージョンが約2秒間表示されます。

※表示例の数字は、実際の数字とは異なる場合があります。

最初に電源を入れたときは、初期設定値の状態で立ち上がります。2回目以降の電源投入時は、前回電源を切ったときの設定条件で立ち上がります。記憶されている設定条件項目は以下のとおりです。

  • 選択中の周波数バンド
  • ノイズ源の種類(WHITE/PINK)
  • ノイズ出力制御のモードおよびバースト時間
  • 通信速度(ボーレート)
  • 電源OFF時の減衰量(出力レベル)

※ノート
前回の電源OFF時の減衰量が-30dBを超えている場合は、出力レベルは-30dBに変更されます。また、リモート/ローカルモードはLOC(ローカル)となり、BURSTキーはONになります。電源のOFFはいつでも可能です。

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初期設定値

工場出荷時の初期設定値(デフォルト)は以下のとおりです。

出力レベル −30dB
出力バンド AP
ノイズ出力制御 CONT(CONTINUE=連続出力)
バースト時間の設定 ON/OFF時間ともに各2秒
ノイズ源の種類 PINK
通信速度(ボーレート) 9.6kbps
リモート/ローカルモード LOC(ローカル)

設定

正面パネルの各キーの操作方法について説明します。あるキーをFキーと同時に押す操作の場合は「F+○○キー」と表記します。キー操作の際にはBEEP音が発生します。

周波数バンドの選択

  1. 1.出力するノイズの周波数バンドを選択します。
  2. 2.31.5,63,125,250,500,1k,2k,4k,8k(Hz)、APの10個の周波数バンド切り替えキーから選択します。
  3. 3.31.5Hz〜8kHzキーを選択するとそれぞれ31.5Hz〜8kHzを中心周波数とするオクターブバンドノイズが出力されます。
  4. 4.APキーは1/1オクターブ9バンドフィルターの選択を解除する場合に押します。
  5. 5.APキー以外のすべての周波数バンドキーのLEDが消灯し、ホワイトノイズまたはピンクノイズがそのままの周波数範囲で出力されます。

周波数の選択

周波数の選択

単一周波数の選択
周波数バンドの各キーを1個押して選択します。該当する周波数バンドキーのLEDが点灯します。新たにキー操作を行った場合は、以前の選択は解除され(LED消灯)、新規の選択が有効となります(LED点灯)。
多重周波数の選択
31.5Hz〜8kHzの各キーにおいて任意の2個のキーを同時に押した場合、その範囲内の周波数バンドのキーが一括して選択されます。該当するすべての周波数バンドキーのLEDが点灯します。

例)125Hzキーと1kHzキーを同時に押した場合
125Hz〜1kHzのオクターブバンドノイズを発生させることができます。

ノイズ源の選択

ノイズ源の種類を選択します。ホワイトノイズを選択する場合はWHITE(LOCAL)キーを、ピンクノイズを選択する場合はPINK(BAUD)キーをそれぞれ押します。選択したキーのLEDが点灯します。

ノイズの種類とその設定について

ノイズの種類とその設定について

SF-06で出力可能なノイズは大きく4種類に分けられます。それぞれ周波数バンドキーとノイズ源選択キーの関係は以下のとおりです。

ホワイトノイズ
周波数バンド APキー
ノイズ源 WHITE(LOCAL)キー
ピンクノイズ  
周波数バンド APキー
ノイズ源 PINK(BAUD)キー
ホワイトノイズをもとに生成されたバンドノイズ
周波数バンド 31.5Hz〜8kHzキー
ノイズ源 WHITE(LOCAL)キー
ピンクノイズをもとに生成されたバンドノイズ
周波数バンド 31.5Hz〜8kHzキー
ノイズ源 PINK(BAUD)キー

ノイズ出力制御の選択

ノイズの出力制御には、SF-06本体で操作する連続出力、自動間欠出力、手動出力と、外部機器によるものがあります。

  1. 連続出力は、ノイズが途切れることなく連続して出力されます。自動間欠出力の場合は、設定したON/OFF時間(バースト時間)によってノイズの出力と停止が自動で繰り返し行われます。
  2. 手動出力は手でキーを押し続けている間、ノイズが出力されます。

ノイズ出力制御の3つの選択キーのうちから1つを選択します

  1. 連続出力の場合:CONTキーを押します。(LED点灯)
  2. 自動間欠出力(バーストモード)の場合:BURSTキーを押します(LED点灯)。設定されている時間でバースト信号が出力されます。自動間欠出力を選択した場合は、バースト時間の設定が必要です。
  3. 手動出力の場合:MAN(SET)キーを押します(LED点灯)。MAN(SET)キーを押し続けている間、ノイズが出力されます。手を離すとノイズ出力が停止します。

ノイズ出力制御の3つの選択キー

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外部トリガーによる出力制御

側面パネルのEXTTRGIN端子に外部接点回路を接続して発振制御を行う機能です。

  1. SF-06上ではMAN(SET)キーを選択します。
  2. EXTTRIGIN端子がショートされていると、MAN(SET)キーから手を解しても、外部機器によりノイズ出力がコントロールされます。手動出力の際はキー操作とのOR動作となります。

ノイズレベルの設定

出力レベル(減衰量:ATTレベル)を設定します。

ノイズレベルの設定

  1. 通常の状態では表示器は現在の減衰量を表示しています。このときdB表示LEDが点灯しています。LEV▲キー、LEV▼キーを操作することにより0〜-60dBの間を2dBステップで、またLo(-∞dB)を設定することができます。
  2. ATTレベルを上げるときはLEV▲キーを押します。1秒以上連続して押すと5dBステップ/秒でレベルが上がります。F+LEV▲キーを押すと10dBステップで減衰量が増加します。
  3. ATTレベルを下げるときはLEV▼キーを押します。1秒以上連続して押すと5dBステップ/秒でレベルが下がります。F+LEV▼キーを押すと10dBステップで減衰量が減少します。

表示器には図のように表示されます。

表示器には0,-2,-4,-6,・・・-56,-58,-60,-Loと表示されます。

バースト時間の設定

  1. ノイズ出力制御を自動間欠出力(バーストモード)にした場合、バースト時間(ON時間とOFF時間)を設定します。
  2. F+MAN(SET)キーを押すとバースト時間の設定モードに切り替わります。表示部のdB表示LEDが消灯し、SEC表示LEDが点灯します。
  3. 表示器にON時間が表示されます。1〜9秒の時間設定が可能です。LEV▲キーまたはLEV▼キーで数値を変更します。希望の時間の表示中にF+MAN(SET)キーを押すと、ON時間が設定され、OFF時間の設定モードに移行します。
  4. ON時間の設定と同様にLEV▲キーまたはLEV▼キーで1〜9秒の範囲で時間設定を行います。希望の時間の表示中にF+MAN(SET)キーを押すと設定値が有効となり、通常の状態に戻ります(SEC表示LED消灯、dB表示LED点灯)。

バースト時間の設定

表示器には図のように表示されます。

ON時間の表示例

表示器にはOn1,On2,On3,On4,・・・On8,On9と表示されます。

ON時間の表示例

OFF時間の表示例

表示器にはOF1,OF2,OF3,OF4,・・・OF8,OF9と表示されます。

OFF時間の表示例

送信速度の設定

  1. 1.シリアル通信速度(ボーレート)の設定を行います。
  2. 2.F+PINK(BAUD)キーを押すとボーレートの設定モードに切り替わります。
  3. 3.表示部のdB表示LEDが消灯し、KBPS表示LEDが点灯します。
  4. 4.表示器にボーレートが表示されます。
  5. 5.9.6kbpS(本券の単位表示ではKBPS、以下同様)、19.2kbps、38.4kbpSから選択します。
  6. LEV▲キーまたはLEV▼キーを押すと「9.6→19.2→38.4→9.6・・・」のように順番に数値の表示が切り替わります。希望のポーレートの表示中にF+PINK(BAUD)キーを押すと設定値が有効となり、通常の状憩に戻ります(KBPS表示LED消灯、dB表示LED点灯)。

送信速度の設定送信速度の設定

表示器には9.6,19.2,38.4と表示されます。

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リモートモード/ローカルモードの設定

リモートモードからローカルモードに切り替える場合

  1. 1.リモートモードの状態(REM表示LED点灯)からローカルモードに切り替える場合は、F+WHITE(LOCAL)キーを押します。
  2. 2.ローカルモードに移行し、SF-06本体の各キーの操作が有効になります。
  3. 3.REM表示LEDが消灯し、LOC表示LEDが点灯します。

リモートモードからローカルモードに切り替える場合

ノート:リモートモードからローカルモードに移行したときは、ATTレベルが−30dBになります。但し、ATTレベルの変更はATTレベルが−30dBよりも大きい場合(減衰量が大きい場合)は行われません。

ローカルモードからリモートモードに切り替える場合

  1. 1.ローカルモードからリモートモードへの切り替えは、コンピューターからの制御によります。詳細は「シリアルインターフェース」を参照してください。
  2. 2.リモートモード中はLOC表示LEDが消灯し、REM表示LEDが点灯します。
  3. 3.各キーのLEDはコンピューターのコマンドによって点灯/消灯が切り替わります。

ローカルモードからリモートモードに切り替える場合

IDの設定

背面パネルにあるIDスイッチ(ID設定用のディップスイッチ)でSF-06個々についての通信識別用のIDナンバーを設定します。

IDの設定

図はレバーの1番がON(下げた状態)、レバーの2番から8番がOFF(上げた状態)の例です。

  • この設定によるIDナンバーは「1」です。
  • IDナンバーの設定範囲は00から7Fまでの16進数により設定され、0から127までの10進数に相応しています。
  • 各レバーの重み付けを下記の様に示します。
  • 設定したいIDに対して各レバーの重みの合計に対応したレバーをON(下げる)ことによって設定を行います。

レバー 重み レバー 重み
1 1 5 16
2 2 6 32
3 4 7 64
4 3 8

シリアルインターフェース

SF-06にはシリアルインターフェースが内蔵されています。このインターフェースを使用して、ホストコンピューターからのコマンドによりSF-06の設定条件の制御を行うことができます。

伝送方式

SF-06の通信条件は次のとおりです。ホストコンピューター側をSF-06に合わせてください。

通信規格 半二重  RS-232C/9PinD_Sub
通信速度 9.6k,19.2k,38.4kbps
データビット 8ビット
ストップビット 1ビット
パリティ なし
フロー制御 なし
通信形態 1対1(IDナンバーによる識別付き、最大255局まで識別)
エラー訂正 独自パケット方式による(再送3回まで)
通信プロトコル 独自シーケンスによるパケット方式
パケットサイズ 1,024byte

ローカルモード/リモートモード

ローカル/リモートモードを通信によって切替え使用します。どのモードでも、RS-232Cによる通信は可能です。

ローカルモード
SF-06のパネルスイッチと通信で操作可能な状態です。
リモートモード
SF-06は通信によって制御され、パネルスイッチの操作は受け付けません。それぞれのモードへの移行はコマンド(RMT)によって切り替えます。但し、リモート中にSF-06本体のF+WHITE(LOCAL)キーを押すことによりローカルに切り替わります。
ローカル/リモートモードの切り替え時
モードの移行はホストPCからの制御コマンドBURSTキーと以下の関連を持ちます。
ローカルモード時には、BSWコマンドは無効で、常にBURSTONとします。
リモートモード時は、BSWコマンドは有効で、ホストPCからの制御が可能です。
リモートから、ローカルに移行した際は、ATTレベルを-30dBに変更します。ただし、ATTレペルの変更はATT、レベルが-30dBよりも大きい場合(減衰量が大きい場合)は行われません。さらにBSWコマンドを強制的にBURSTONとします。
SF-06のパネルスイッチと通信で操作可能な状態です。

SC-31を用いた複数台通信

SC-31M/SC-31S(別売)の使用により、1台のコンピューターに対し、最大128台までのSF-06が接続可能になります。

SC-31を用いた複数台通信

1台のコンピューターと複数(最大128台まで)のSF-06を接続する場合

SC-31M/SC-31S(別売)とLANケーブル(10Base-Tケーブル、別売)を使用します。
通信可能な最大の距離:400m

IDナンバーについて

IDナンバーは1台のコンピューターに対して複数(最大128台)のSF-06が接続された時に、個々のSF-06を識別するための番号です。したがって、複数接続の場合は個々のSF-06に対して必ず違うIDナンバーを設定してください。また、コンピューター1台に対し、SF-06を1台接続する場合にも、IDナンバーは必要になります。

複数台接続しており、そのうちの1台を指定して通信を行う場合

  1. 設定を変更するコマンドおよびデータを要求するコマンドを使用して、指定したIDナンバーのSF-06を制御します。
  2. 別のSF-06に、通信を切り替える場合は別のSF-06のIDナンバーを指定して、手順1.〜2.を繰り返します。

伝送データフォーマット

SF-06とホストコンピューター間の通信は、以下のようなコードやメッセージを介して行います。

  • データリンクメッセージ
  • 情報メッセージ
  • 肯定応答コード
  • 否定応答コード
  • リンク切断コード
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データリンクメッセージ

通信する相手をIDナンバーを使って指定するメッセージパケットで、6バイト固定長です。

データリンクメッセージ

SF-06のIDナンバーは2桁の16進数で指定します。
00Hは設定禁止、FFHは全てのIDを対象(ブロードキャスト用)にしています。

情報メッセージ

  • ホストコンピューターからのコマンドや、SF-06からの応答データのメッセージパケットで、最大1030バイトの可変長(DATA部のサイズが可変長)です。
  • パケットが複数個の場合、後続の有無をETBで示します。最終のパケットではETBに替えてETXとなります。

後続パケット有りの場合

後続パケット有りの場合

最終パケットの場合

最終パケットの場合

DATA

  1. 情報メッセージ本体です。
  2. 最大1,024byteの可変長でアスキー、バイナリを問わず任意のコードを含むことができます。
  3. バイナリデータ中のDLEはDLE+DLEに変換します。

BCC

  1. サムチェック方式のプロックチェックコードです。
  2. 1バイト毎のアスキーコードを加えて行き、結果の下位16ビットをサムチェックコードとします。
  3. 加算の範囲はDATAの先頭バイトからETBまたはETXまでとします。
  4. 16ビットのサムチェックコードは、下位バイト、上位バイトの順に出力します。ただし、PCが送出するコマンドでは、BCCは任意の2バイト文字でよいものとします(SF-06はBCCチェックをしません)。

肯定応答コード

データリンクを確立し、正常な受信の場合に受信側が送信相手に返す2バイトのコードです。

否定応答コード

受信した情報メッセージが異常(BCCエラー、データサイズオーバー)の場合に受信側から送信相手に返す2バイトのコードです。

リンク切断コード

ホストコンピューターが何らかの理由によりリンク確立中のIDとリンクを切断する場合、またはSF06側がタイムアウト、再送信回数が規定を超え、リンクを終了する場合に送信する2バイトのコードです。

伝送手順

ここでは、「伝送データーフォーマット」で説明した伝送データをやり取りする手順(シーケンス)を説明します。

リンク確立

  • リンク確立は、ホストコンピューターが通信するSF-06を指定する手順です。
  • ホストPCとSF-06の1台のみの接続の場合でも、この手順は必要です。
  • SF-06のIDナンバー(本体背面のIDスイッチで設定)で指定します。
  • リンクを確立してから切断するまでの間は他のSF-06は通信を無視します。
  • 同じSF-06と通信を続ける場合、一度リンクを確立すれば、その後のリンク切断・リンク再確立を省略して、コマンド送信と応答の手順のみで通信できます。

コマンド送信と応答

  • ホストコンピューターからコマンドメッセージを送信します。
  • コマンドが要求コマンドであれはSF-06側からの応答メッセージが続きます。
  • SF-06は応答メッセージ送信後、5秒以上ホストPCから何も受信できなかった場合、受信タイムアウトとしてリンクを切断します。

リンク切断

  • リンク切断(DLE+EOT)は、通信中のSF06とのリンクを切って通信を終了します。
  • データの送受信を終えた後にホストコンピューターが切断する場合と、受信プロック異常やタイムアウトにより受信側(ホストコンピューターまたはSF-06)が切断する場合があります。

正常シーケンス

図点線枠内は、リンクの確立しているSF-06と通信を続ける場合の簡易手順です。

正常シーケンス

異常シーケンス(受信ブロック異常)

SF-06は、ホストコンピューターから受信したメッセージが異常(ブロックチェックコードエラー、ブロック長オーバー)の場合、3回までは否定応答を返し、4回目でリンクを切断します。

異常シーケンス(再送要求超過)

SF-06は、ホストコンピューターから否定応答を受信した場合、3回目までは同じデータを再送し、4回目でリンクを切断します。

異常シーケンス(再送要求超過)

異常シーケンス(タイムアウト)

SF-06は応答メッセージ送信後、ホストコンピューターから5秒間何も受信しないとタイムアウトになり、リンクを切断します。

異常シーケンス(タイムアウト)

コマンドと応答データ

コマンド ホストコンピューターからSF-06に送信する情報メッセージです。
応答データ SF-06からホストコンピューターに送信する情報メッセージでコマンドに対する応答です。
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コマンドの種類

設定コマンド
ホストコンピューターがSF-06に対して設定の変更や動作制御をするなど、応答データがないコマンドです。
要求コマンド
ホストコンピューターがSF-06に対して設定・動作状況の問い合わせや測定データを要求するためのコマンドです。コマンドの最後に“?”が付きます。

コマンドのフォーマット

  • SF-06で使用するコマンドは、3文字(3バイト)のコマンド本体とこれに付属するパラメータで構成されます。
  • コマンド本体は、英大文字の“A”〜“Z”の3文字で構成されます。
  • パラメータは、数字“0”〜“9”,“?”,“#”,“.”(小数点)で構成されます。

コマンドとパラメータの間には1文字以上のスペース(20H)が必要です。

LEV_10
LEV_?
× LEV10(スペースがない)
× LEV?(スペースがない)

パラメータが複数ある時には、パラメータの区切りとして1文字以上のスペース(20H)が必要です。

NOP1_2
× NPP12(スペースがない )
× NOP1,2(区切りがカンマになっている)

一度に複数のコマンドを送信することはできません。

× LEV10NOP12

パラメータに“#”を記述すると、そのパラメータの設定は現状維持(現在の値のまま変更されない)となります。

表記例
NOB1###

〈ノイズタイプのバンド設定を変更せずに、PINKノイズに設定変更する)

応答データのフォーマット

  • 応答データは要求コマンドに対する応答内容を記述してあるものです。測定条件の設定や、測定データなどがあります。
  • データの先頭には、コマンドエラーコードが記述されます。これが0(正常)以外の場合、以後の応答データは記述されません。
  • 応答データがある場合、各データはカンマで区切られます。

例 : コマンド“NOB ?”(ノイズタイプの要求)への応答
     0,1,1,1,3
最初の0はコマンドエラーコード(コマンドを正常に処理)、次の1,1,1,3は現在の状態(PINK,BAND,LO=31.5Hz,UP=12..Hz)を示します。

コマンドエラー

SF-06は、ホストコンピューターから受信したコマンドを処理した結果を、コマンドエラーコードにセットします。ホストコンピュータ一側では、次のようにしてコマンドエラーコードを調べることができます。

設定コマンドの処理結果
“EST_?”コマンドを使用します。“EST_?コマンドは、その直前に処理したコマンドのコマンドエラーコードを返します。

要求コマンドの処理結果
SF-06からの応答データの先頭にコマンドエラーコードが記述されています。これが正常(0)以外の場合、以後の応答データは記述されません。

コマンドエラーの内容

0 正常に実行しました
2〜4 コマンド名が不適当です
5 設定コマンドのパラメータの数が不適当です
6 コマンドを実行できません
パラメータの値が範囲外か、現在の動作状態により実行できない可能性があります
7 要求コマンドのパラメータの数が不適当です

ホストコンピューターのコマンドに対するSF-06の応答がエラーコード2〜7に該当する場合、SF-06からの応答データは付加されません。

コマンドの説明の見方

コマンドのパラメータはp1(パラメータ1)、p2(パラメータ2)、p3(パラメータ3)・・・の様に表記します。ただし、要求コマンドのパラメータ“?”はそのまま表記します。SF-06からの応答データについてはd1(データ1)、d2(データ2)、d3(データ3)・・・の様に表記します。パラメータ、データ共に複数個の場合、個々の文字列はカンマで区切られています。応答データの先頭にERRコードが付加されます。

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コマンド一覧

システムに関するコマンド

コマンド 機能
VER CPUソフトウェアのバージョンを要求する
RMT ローカル/リモートモードを要求・設定する
IDN IDナンバーを要求する
PDN プロダクトナンバーを要求する

動作制御に関するコマンド

コマンド 機能
NOB ノイズタイプを要求・設定する
LEV 出力レベルを要求・設定する
NOP パーストインターバルタイムを要求・設定する
BSM バーストモードを要求・設定する
BSW BSW(バーストスイッチ)を要求・設定する

システムに関するコマンド

VER? CPUソフトウェアのバージョンを要求する
応答データ ERR、d1
d1 n.n(バージョンn.n)
RMT? ローカル/リモートモードを要求する
応答データ ERR、d1
d1 n(0:ローカルモード 1:リモートモード)
RMTp1 ローカル/リモートモードを設定する
p1 n(0:ローカルモード 1:リモートモード)
IDN ? IDナンバーを要求する
応答データ ERR、d1
d1 nn(IDナンバーnn:00〜FF)
PDN? プロダクトナンバーを要求する
応答データ ERR、d1
d1 06(プロダクトナンバー06)

動作制御に関するコマンド

NOB ? ノイズタイプを要求する
応答データ ERR、d1、d2、d3、d4
d1 n(0:WHITENOISE 1:PINKNOISE)
d2 n(0:AP 1:BAND
2:MULTIBAND)  
d3 n(LOWERBAND  
0:RESERVE 1:31.5Hz
2:63Hz 3:125Hz
4:250Hz 5:500Hz
6:1kHz 7:2kHz
8:4kHz 9:8kHz
10:A)  
d4 n(UPPERBAND  
0:RESERVE 1:31.5Hz
2:63Hz 3:125Hz
4:250Hz 5:500Hz
6:1kHz 7:2kHz
7:2kHz 9:8kHz
10:A)  
NOB p1、p2、p3、p4 ノイズタイプを設定
p1 n (0:WHITENOISE 1:PINKNOISE)
p2 n (O:AP 1:BAND
2:MULTIBAND)  
p3 n (LOWERBAND  
0:RESERVE 1:31.5Hz
2:63Hz 3:125Hz
4:250Hz 5:500Hz
6:1kHz 7:2kHz
8:4kHz 8:4kHz
p4 n (UPPERBAND  
0:RESERVE 1:31.5Hz
2:63Hz 3:125Hz
4:250Hz 5:500Hz
6:1kHz 7:2kHz
8:4kHz 9:8kHz)
LEV ? 出力レベルを要求する
応答データ ERR、d1
d1 nn(ATTレベル 00〜60、および99(−∞))
LEV p1 出力レベルを設定する
p1 nn(ATTレベル 00〜60(偶数)おおび99(−∞))
NOP ? バーストインターバルタイムを要求する
応答データ ERR、d1、d2
d1 n(ONタイム 1〜9)
d2 n(OFFタイム1〜9)
NOP p1、p2 バーストインターバルタイムを設定する
p1 n(ONタイム 1〜9)
p2 n(OFFタイム1〜9)
BSM? バーストモードを要求する
応答データ ERR、d1
d1 n (0:CONTINUE 1:BURST
2:MANUAL)  
BSM p1 バーストモードを設定する
p1 n (0:CONTINUE 1:BURST
  2:MANUAL)  
BSW ? BSW(バーストスイッチ)を要求する
応答データ ERR、d1
d1 n (0:BURSTOFF 1:BURSTON)
BSW(バーストスイッチ)を設定する
応答データ ERR、d1
p1 n (0:BURSTOFF 1:BURSTON)

ID方式

通信識別用のアドレスです。設定範囲0〜7F(127)はIDスイッチにより設定します。ただし、IDスイッチに00が設定されている場合は、CPUで7Fに読み替え制御します。


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